社会福祉法人南島会の活動を紹介します。
与那原日の出園にて救命訓練を行いました
与那原日の出園 2022.07.12
令和4年6月16日に特別養護老人ホーム与那原日の出園の食堂において、福岡県
消防局職員をお招きし救命講習をしていただきました。(山内施設長の息子さん)
まず最初に救命方法について福岡消防署が15分の動画に分かりやすくまとめた動画をyoutube(https://www.youtube.com/watch?v=RFZSdgFcueY)に掲載しているので、それを全員で視聴しました。
救命訓練を何回も受けた事があるベテランの職員は次の訓練の実習の準備をしています。
ビデオ視聴後は、実際に人が倒れている状況を想定して救命訓練行いました人が倒れているのを発見したら、体をやや強めに平手で叩きながら、「大丈夫ですか」と大きな声を出し、意識の有無を確認します。
そして反応がなかった場合は、周囲の人間から2人を選び、1人にAED用意の命を、もう1人に119への電話の命を下します。
そして2人が対応している間に発見者は呼吸の確認をします。
この際、実際は呼吸していないのに呼吸しているように見える死戦期呼吸する事があるので、呼吸しているか分からない場合も胸骨圧迫を開始します。
手を組み、体に対して垂直にまっすぐに腕を立てて、胸の真ん中に手の付け根を当てて、強く(5cm沈む程),早く(どんぐりころころの歌の早さをイメージすると言いそうです(1分間に100回~120回))、絶え間なく、続けます。
AEDや救命士の到着を待つ間続けないといけないので、2分~10分程続ける練習をしましたが、日頃事務作業がしていない私は5分が限界でした。
そして体力の限界が近づいてきたら、交代する人に反対側で準備してもらい2人でタイミングを合わせて10秒以上中断しないように交代します。
AED到着後は、AEDを起動し、AEDの指示に従います。
そして、救急隊が到着すると、胸骨圧迫を交代し、倒れた経緯や状況を説明して完了です。
呼吸停止から何もしないで救急隊の到着を待っていると蘇生確率は5%~10%しかないそうですが、停止後すぐに心配蘇生を行えば大幅に蘇生率が上昇するそうです。
助かる命を多くするために定期的に講習を受けていきます。
余談ですが胸骨圧迫中に利用者の一人が「私もやりたい~」と何度も職員に声をかけていて、とても場が和みました。