お知らせ
中医薬膳指導員の資格を取得しました
お知らせ 2016.06.27
日の出園の管理栄養士が、中医薬膳指導員の資格を取得しました。
「中医薬膳指導員」という言葉を初めて聞いた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
管理栄養士に、「薬膳」についてまとめていただきましたので、ご紹介したいと思います。
① 薬膳とは
薬膳とは、長い歴史を持つ中医学の理論に基づき、食物がもつ薬理作用を組み合わせた食事のことです。
薬膳というと、『苦い・美味しくない』『薬っぽい』『高級料理』などのイメージがありますが、実際はそのような考えは違います。
日々私達が食べている穀物や野菜、肉類、魚など気軽に手に入る食材が中医学の理論に基づいて作れば、身近にある普通の食材も『薬膳』になります。逆に薬効がある食材でも何も考えずに使うと、それは『薬膳』にはならないということです。
『薬膳』という言葉自体は新しいですが、その歴史は古く、何千年も前から中国では皇帝の食事を管理する医者が存在しており、中国では確立された医療なのです。
『薬膳』を理解するには中医学を知る必要があります。
中医学とは、中国伝統医学のことで、健康を保ち、疾病の予防や治療、病後回復を早める、老化現象を緩やかにするといった学問のことです。
②薬膳の資格について
薬膳の資格には、日本中医食養学会認定の
・薬膳アドバイザー
・中医薬膳指導員
・国際中医薬膳師
があります。薬膳アドバイザー、中医薬膳指導員は初級薬膳講座を受講し、その後申請や試験を受けて取得します。基礎的なことを学びます。
現在、国内で薬膳に関する資格の最高峰となるのが国際中医薬膳師です。
日本中医食養学会が認定する国際中医薬膳師は、中国より正式認定されています。
その前過程となるのが、中医薬膳指導員や薬膳アドバイザー資格です。
資格取得後、日の出園では薬膳料理を献立に取り入れています。
今後、薬膳料理のお写真と共に、ホームページに掲載していきますので、ぜひご覧になって下さい。